私は現在一時帰国で日本に来ています。コロナ禍ということで、一番心配していたのが出国72時間前のPCR検査です。インターネットで調べてもあまり情報がなかったので、今回は私が受けた検査について書きたいと思います。
おそらくご存知のとおり、日本への入国には政府指定の陰性証明書が必須です。他の国であれば近くにあるテストセンター会場などでもらえる証明書で十分かと思いますが、日本はこの政府指定フォーマットのお陰でとても厄介です。
日本への飛行機を予約したあと、市内のテストセンター、テスト会場に2、3箇所ほど問い合わせましたが、どこも日本向けの陰性証明書の記入は完全にNGと言われました。話によると、このような証明書はきちんとした病院でないといけないとのことでした。そこで領事館に問い合わせましたが、領事館が把握している確実に日本向けの陰性証明書に記入してくれる場所は以下のミュンヘン空港のMedicareであると回答をいただきました。
https://www.munich-airport.de/corona-tests-am-flughafen-9494091#b5f44ce8
ただし、どこの病院でないといけないという指定があるのではなく、きちんと政府指定の陰性証明書に必要事項が記入されてさえあれば、どこで受けても構わないとのことでした。
空港のリンクを確認し、問い合わせもしましたが空港だと検査料が180ユーロ+陰性証明書発行料が20ユーロかかり、合計で200ユーロほどになり、結構な金額です。(さらに祝日はそれ以上かかるそうです。どんだけ金が欲しいんだ! と思いました!w)
2021年5月時点で、バイエルン州に住んでいる住民は無料でPCR検査を受けられるので、空港でこの金額を払うのは納得できず、さらに市内から1時間かかり遠いのでかなりストレスになると感じました。
わたしの場合は納得出来ず、無料で受けられるクリニック(Hausarzt)を探すことにしましたが、ここで普通の病院は月〜金まで、さらに金曜日はだいたい午前中までの営業(わたしが訪れたクリニックは水曜も12時までの営業でした)で土日祝日は休みなことに気付き、パニックになりました。さらに、結果は(私の場合)通常1日で出ると言われましたが、きちんと予定通りに結果が出る保証がありません。
わたしはもともと日曜日に出国の予定でしたが、病院で検査を受けたい場合、72時間前にあたる木曜日に検査を行い金曜日の昼までに結果が出て書類を貰えるかが確信できなかったため、その後わたしは金曜日にフライトを変更しましたが、、、なんとその前日の木曜日が祝日であることに出発1週間前に気づきました。。。おかげでまた結果が時間通りにもらえるのかが心配になり、結局フライトを木曜日(祝日)に変更しました。
ということでわたしは出国72時間前の月曜日午後に検査を受け、翌日火曜日の午後にはオンラインで結果が確認できました。水曜日の朝に書類を書いてもらい、無事飛行できました。書類は以下のような感じです。
ここで、空港と普通の病院での検査のメリットとデメリットをご紹介します。
空港で受けるメリット:
① 結果が早く出る(8時間ほど)
② 確実に日本向けの陰性証明書を発行してもらえる
③土曜祝日なども営業している
空港で受けるデメリット:
① 費用が高い(200ユーロほど)
② 市内に住んでいる場合は空港までの道のりが遠い
病院で受けるメリット:
① バイエルン州民であれば無料(2021年5月現在)
② 家の近くで受けられる
病院で受けるデメリット:
① 事前に日本のフォーマットに記入いただけるか確認要
②結果がでるまで時間がかかる可能性がある
③月~金の限られた時間帯のみの営業である
わたしが検査を受けたクリニックはこちらです。
Dr. med. Uta Simons
089 597343
https://goo.gl/maps/GBo2LkJ57XhQendV9
こちらはあくまで2021年5月時点の情報で、また検査の無料制度などは今後変わると思うので、注意が必要です。(確か現時点ではこの制度は6月までと聞いています。) 日本に帰国の際は、是非リサーチをしてから計画を立てることをおすすめします。