今日は、私が最近合格したドイツ語検定試験 Goethe Zertifikat C1 について書きたいと思います。 わたしは2018年にドイツに移住してからA1.2というクラスからB1のレベルまでの6カ月間語学学校に通いましたが、その後は一旦ストップして、自分で自由時間に勉強を始めました。それからしばらく経ち、そろそろ試験に向けて勉強したいと思い、2019年の11月にGoethe Zertifikat B2を受験して合格。その4ヶ月後にC1の試験にも独学で合格することができました。
まずはC1のスコアですが、以下のとおりで、ギリギリ合格です!! 試験料も270ユーロと高いため、なんとか一回で合格したく、目標が達成できて満足です。

上記のとおり、わたしが勉強に使用したものは書籍のみです!! 本屋にあった試験勉強の本をとりあえず全て購入しています。スピーキングなどはドイツ人の彼と練習したりはしましたが、彼も当時国家試験の勉強のため、毎日気軽に質問できるわけではありませんでした。(笑)
私が試験勉強を始める前にC1レベルの基礎を身につけるために使用した本はこちらです。
その他、C1レベルについてはひたすら単語はノートに書き留めるだけでしたが、B2まではこのように単語カードを作っていました。
リーディング
わたしは上記のとおり、リーディングはボロボロで、C1のリーディングの問題形式はかなり難しいものだと思います。単純にA, B, Cからの選択なのではなく、回答をそれぞれのセクションの指定に従って書き留めなければいけないので厄介です。ボロボロな得点のため、アドバイスがしにくいですが(笑)、私が気を付けたのは以下です:
- セクション3→1→2の順に解く
- 70分全てを使う
- セクション2の5つのテーマで聞かれていることを自分の言葉で書いて考える
- セクション1は文中に答えがあるか、その類義語を書くことになるので、しっかりわかるまで読む
です。わたしがいつも苦戦したのはセクション2です。答えはかならず10つあるので、最後はダメ元でもこれかなと思った箇所に線を引き、答えを書きました。
リスニング
リスニングのアドバイスは、とにかく集中して聞き取ることと、始まる前になるべく問題を読んで理解することです。読む時間は短いですが、アナウンスの間に問題を読んでも大丈夫なので、始まる前に最大限トピックを理解できると、後で焦らなくてすみます。特にセクション2は長くて問題数が多いので、1回目の段階でだいたい自分の中で回答を整理できると、2回目の時に自分の回答を確認できるので安心です。
スピーキング
スピーキングテストは一番楽なセクションだと思います。自信を持って、焦らず自分の言葉で言いたいことを伝えられればある程度の点数が取れます。実際のテストでは、トピックを渡された瞬間かなり焦り、15分間の準備時間を全て使いました。C1ではスピーキングのトピックを選ぶことができず、渡されたトピックについてスピーチをしなければなりません。わたしのトピックは正確には覚えていないのですが(泣)、künstleiche Kreativität als Alsgleich zum Alltag というテーマで、最初はこのkünstleiche Kreativitätをどう解釈して良いか分からず、予想外に難しいトピックでパニックになりました。それでも掲題とその下の5つのポイントを分析し、自分の言葉でそのトピックについてなんとか話せるように自分の意見やメモをとにかく書き留め、無事スピーチを行うことができ、その後のパートナーとのディスカッションもうまく行き、合格点が取れました。
ライティング
ライティングのポイントは、C1レベルの表現、単語をなるべく使えるようにすることです。いくら選んだトピックについて書くことがたくさんあっても、内容のレベルが低いと意味がありません。普段の教科書、モデルテストや練習に使用する本のなかに、使えるフレーズなどのリストが載っているので、なるべくその表現を使って文章を書く練習をするのがおすすめです。例えば、entweder… oderやzwar…aberなどの接続詞をなるべく使って、綺麗なフローの文章を書くことです。また、C1ではデータを分析し、それについて記述する力も求められます。なので、データを細かく描写する表現などを勉強しておくことも大切です。一度書いた文章は、できればネイティブスピーカーに見てもらえると、将来同じミスをしないように防げるので効果的です。
以上、簡単な説明ではありますが、少しでもこれからドイツ語を勉強される方の参考になれば幸いです!
著者:
Mariko @mariko_pfi
1 thought on “1年半でGoethe Zertifikat C1 に独学で合格”